2008年07月10日

管理者管理方式、本当ですか?

「発足したら、うちのマンションはこの方式にしようと考えているんです。」という声が少なからず耳に届いている「管理者管理方式」です。 『本当でしょうか。』

管理者は、マンションの全責任(現管理会社以上の責任)を負うことになると思います。管理組合に相応の資金がなければ引き受けてくれないのじゃないかと思います。(勿論、報酬のことも含めて)。 そのところを考えておられるでしょうか?

管理者が、管理組合の資金が尽きてこれ以上は無理だと言って、やめてしまうかも知れません。 そのとき、管理組合の資金は底をついているものと思います。
次の管理者を雇うことはできません。
また、いったん管理者になってもらった人を辞めさせるのは(出来ないとは言いませんが)、先ず困難でしょう。 最悪の場合、管理者の不正を提訴しようとしても、訴訟代理人になれる理事長がいませんから、どうすればいいのだろう、と思うのです。

初め、管理者管理方式は、高齢化、賃貸化、無関心、資金不足などなどスラム化するしかない、つまり、管理組合が機能していないマンションへの救済・対応策が検討されるのだと 私は思いました。 
けれど、いま示されている管理者管理方式については 「無関心なまま安易に管理事務の負担軽減を求めて導入されることは危険である」 という記述もあります。


マンション住人の管理組合運営への無関心に突き当たるたび、何故か、シェイクスピアの「リア王」が頭の片隅に浮かびます・・・・・・
四大悲劇のひとつです。 ナイショ


タグ :マンション


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